以前、山内弁護士はよその、「腐敗した、問題のある」財団法人のようなところで、辣腕を振るいその組織を良くしたという経験がおありになるようだという話を聞いたことがあります。
その時はさぞうまく行ったのでしょう、仕事をする前に、誰でもその仕事のおおよその全体像を描くかと思います。それが「おおよそ、その通りなら」スイスイことは運ぶでしょうし。そうでないなら「こんなはずじゃなかった。」と思うことでしょう。
山内弁護士が、JARLに反高尾会長の「正常化プロジェクト」としてとして乗り込んでいらした時の見立てはどのようなものだったのかなあと考えてみました。
JARLに関して言えば「見立てはずれ」だったのではないではなかったでしょうか?
JARLは山内氏の最初の見立てでは、さぞ「腐敗している組織」だろうと思われていたと推測されます。
帳簿が公開される前から、高尾会長関係の支出について、「私的流用」があると決めつけていましたから。
「帳簿」さえ公開されれば高尾会長他執行部の「酒池肉林」「親族に対する仕事の斡旋、金品の贈与」
など「私的流用」が自明のこととして、あらわになると見込んでいたのではないですか?
「帳簿」が公開されて、最初の「見込みはずれ」が判明したのではないですか?
そこに書かれていたのは基本的にJARL周辺の「安酒場」での会合が主だったからです。「私的流用」と言えるようなものはなく、高尾氏自身に「自分たちが整理した帳簿」と報告書(案)なる文章とともに高尾氏に送り「これらのどこが私的流用なのか(白状しろ)」と迫りました。見込みはずれのなせる技ですね。
会長が使ったパブは「深夜食堂」でしかありませんでしたし、高尾会長への義兄への供花もJARL事務局が「気を回して」出したものでしかありませんでした。「報告書」で交通費、自転車駐車料、どの駅から乗るかまで注文をつけたのは見込みはずれを誤魔化すものでしかありませんでした。
そこへ思わぬ、山内氏にとっては「朗報」が舞い込みました。
森田副会長が高尾会長が以前「割り勘」にした支出を「すっかり忘れて」、事務局に「広報活動費」として請求してしまったことがある。高尾会長はすっかり驚いて一万円を森田氏に返しにきたという話を山内氏に持ってきました。
これ幸いと理事会で「二重取り」だと森田氏に「告発」させ記憶にない高尾氏をまんまと辞任に追い込みました。本当は「解職」にして手柄にしたかったようですが、混乱を恐れた高尾氏が先に辞任してしまいました。「忘れた」ことに乗じて森田氏山内氏らの「悪意ある解釈」を負わされてしまいました。JARLには誤って支払われた分を高尾氏は返却しています。
山内氏の見立てはずれは普通こんなに「強引」な解釈で辞任には追い込んだりできないのにしていることからもわかります。
JARL高尾執行部のどこかに「悪」「腐敗」を何にしても「見出さない」わけにはいられなかったのでしょう。
これは出来の悪い刑事ドラマのような、見立てにこだわりすぎて犯人を作ってしまう、「冤罪」の図式です。
高尾会長を辞任させることはできましたが山内氏が「駆逐すべき」典型的な「悪」「腐敗」はどこにも見つかりません。
そこで仕方なく方向転換をします。もうここまで仕掛けを大きくしてしまったら引けません。
「帳簿」の付け方、支出規則が悪いから「日時、目的、場所、相手名、」ここまでは分からなはないのですが、「JARLにとって有効な支出であることの証明」が必要だと、「時を遡って」「不正な支出」だと言い始めました。
原昌三会長はじめ、続いてきた支出規則を高尾会長もその通り踏襲していただけなのにです。
山内弁護士はここで見込みはずれ、見込み違いを反省して、身を引かれるのが、素晴らしいキャリアに傷をつけない最善の策かと思うのですが。
そうでないとJARLという組織全体を全て否定しせざる終えなくなってきます。
紙カードはダメ、電子QSLに。今のSHIFT-JISのホームページもダメ。
あらゆる今までやってきたことを否定すればJARLはよくなりますか?黒字になりますか?会員は増えますか?
森田会長、山内参与JARL執行部になってからの9ヶ月、赤字は増え、会員も1000人減りました。
あるひとは中国の文化大革命のようだと言いました。文化大革命は大失敗に終わりました。